はなまる治療院 施術管理者(院長)辻瑛一
1984年 兵庫県伊丹市生まれ 3児の父
【国家資格】
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師
【他資格】
介護職員初任者研修、重度訪問介護従業者、福祉用具専門相談員、福祉住環境コーディネーター2級
【修了講習等】
認知症キャラバンメイト(茨木市)
一般社団法人日本小児障がい児支援協会 マッサージ科トータルコース・ケア科
どんな人も、自分らしさに「はなまる」!
平成18年、あん摩マッサージ師・はり師・きゅう師の国家資格を取得し、整形外科、鍼灸整骨院、リラクゼーションマッサージ店など様々な業態を経験し、幅広い年齢の方の施術に携わらせていただきました。その後、平成23年に飛び込んだ「訪問医療マッサージ」で、自力での通院が困難な「寝たきりの高齢者」「重度の身体障がい者」「難病患者」を目の当たりにし、訪問医療マッサージの重要性を実感し、同時に、こういった方々の役に立つことが自分の使命であると感じたものの、従業員として働く身では、どうしても売上や効率といったことが優先され、思うような施術ができませんでした。そこで、自分のやりたい施術をやる!と一大決心し、平成29年に大阪府茨木市にて独立しました。
体の自由が利かないことは、とても不便です。しかし、どんな状況であっても自分らしく毎日を過ごすことができれば、「不便」であっても決して「不幸」ではありません。自分らしく生きることは、他人から数字で評価することはできないことです。どんな人でも、自分自身に「はなまる!(満点)」と言えるよう、そのお手伝いをするという意味を込めて「はなまる治療院」という名前を付けました。
「触れること」の大切さ
医療や科学技術は日進月歩で進んでいく一方、専門分野は細分化され、人間の体を細切れにし、各臓器や器官を一個の「部品」のように考えるようになり、人体を生きている人間として、一つの生命として捉える視点が薄れてきているように感じます。現代の日本において、病気の診断や手術ができる医師、薬の調剤ができる薬剤師、医師に代わって様々な医療行為ができる看護師など・・・医療のプロフェッショナルが最先端の医療を支えておられます。一方、あん摩マッサージ指圧師ができることは「手で触れる」・・・たったそれだけ。たったそれだけでも、人が人に触れることは、人間として生まれ、生きていくうえで欠かすことのできない、土台のようなものです。奇跡でもなんでもない、手で触れる、心に寄り添うことで、小児から高齢者まで「生まれてきてよかった」「長生きしてよかった」そういう豊かな人生を送るお手伝いができればと、そんな想いで、日々施術に取り組んでいます。
小児障がい児対応の治療院へ
長年にわたり高齢者や若年の身体障がい者への医療マッサージに携わる中、平成29年に大阪にて開催された勉強会で、日本小児障がい児支援協会の青山かほる会長と出会い、小児障がい児への医療マッサージの効果について知ることになりました。
私自身、3児の父となり、子育ての大変さと楽しさを味わう中、何か困っている子どもや親御さんに役立つことはできないか?と考えるようになり、子どもたちに明るい未来を与えられるかもしれない、小児障がい児への医療マッサージを、是非取り入れたいと思い、令和2年11月、約一ヶ月かけて協会本部のある名古屋までその技術を学びに通いました。
大阪府下で初の協会認定院として、地域の子どもたちに希望を与えられる存在になれるよう、精進していきたいと思います。
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